どうも、モリモトです。
みなさん、履歴書に書ける資格持ってますか?もしかして、これから転職活動に向けて資格とろうとしていますか?
あるいは、もう内定はもらったので「入職までに資格でも取ってみますか」と意気込んでいるのでしょうか。
こんな人に向けて、モリモトが自らの独法での経験をもとに「独法に転職する前に勉強しておけばよかったな」と思う資格をご紹介します。
以下を読み進めて、ぜひ参考にしてみてください。
心得:余計な資格は取るな
突然ですが、資格って何のためにあるのでしょうか。なぜ皆さんは資格を取りたいと思っているのでしょうか。
モリモトは正直、独占業務をするために必要のある資格(弁護士など)以外は、ただの「私これができます」アピールのためのツールだと思っています。
なので、独法への転職でアピールの材料になるもの絞るというのが大原則です。
例外的に、勉強の過程で得た知識で仕事等が楽になるといったプラスアルファが得られる資格、つまり業務に直結する資格については勉強する価値があると思います。
それ以外のなんか持っていたら良さそうな気がする資格は、ハッキリ言って持っていてなんの意味もありません。
- 時間の浪費
- 金の無駄
- 自己満足で終わる
あなたの転職、仕事に活きる資格に厳選すべきです。あなたの人生を豊かにするためにも、無駄なことにリソースを割くのはやめておきましょう。
そして皆さまに朗報ですが、転職活動でアピール材料として使える資格と、勉強しておけば業務に直結する資格は基本的にイコールです。
つまり、あなたが独法に転職する前であれば、いつ勉強を開始してもいいということになります。
では、その資格とは何なのか。ご紹介したいと思います。
お薦め①英語(TOEFL)
一つ目は定番の英語です。しかし、資格として勉強するのであればTOEICではなくTOEFLです。
なぜならば、TOEFLにはTOEICにないスピーキング、ライティングの項目があるからです。リーディング、リスニングだけではだめなのです。
例えば、独法では、次のような英語が必要な業務を任されることがあります。
- 英語文書を読む
- 海外の機関と英語でメールをする
- 海外からの来賓対応をする
本当になんの脈絡もなくこの手の業務が発生します。私の所属している法人は国際色がかなり薄いのですが、そこですらそんな感じです。きっとどの法人も同じようなものでしょう。
転職当初は、さすが国の機関だけあるなあと思いましたよ。
ここで、TOEICの範囲でなんとかなるのは「英語文書を読む」だけです。他の業務についてははみなさんの基礎能力次第ですが、モリモトのようなポンコツはTOEICだけではまったく通用しませんでした。
あまり思い出したくもないエピソードですが、一番ひどかったのが「今週末にスリランカの人が来るから、組織の紹介と質疑応答に対応しといて」というものでした。転職して数か月後くらいの話です。
TOEICは付け焼刃の勉強で700点台という中途半端な英語力モリモトですが、スピーキングは全くできません。全身汗だらけになってなんとか対応しましたが、先方も「こいつは何を言いたいんだろう」といった具合に、すごく気を遣って何度も聞き返してくれます。これがなんともいたたまれなく、この時ほど「スピーキングの勉強しておけばよかった…」と思ったことはないです。
もう二度とあんな思いしたくない…
過去の自分にアドバイスができるとすれば、普段から英語に触れておけ、ということでしょうか。話が振られてから数日では対策ができなかったし、そもそもまだ業務に慣れきっていないので疲れやすく、就業後もろくに時間を割けなかったのです。
そこでみなさんには、転職前から英語の勉強をしておくことを強くおすすめします。
英文を聞いて読むだけのTOEICの勉強だけでは不十分なことはもうお分かりですね。TOEICの点数は転職活動の際の加点要素としては使えますが、実務の前ではそんなものはゴミ同然です。
書く、喋るといったアウトプットの能力が身についていないと、あなたの業務に活かせない、つまりあなたの仕事は楽になりません。
公式テキストで勉強してもいいですが、モリモトのおすすめはスタディサプリENGLISHのオンライン英会話セットプランです。
こちらでは自主学習アプリの他、目的に合わせて2コース(新日常英会話コース・ビジネス英語コース)の英会話を選ぶことができます。みなさんの目的であればビジネス英語コースが絶対におすすめです。
アプリでは、ディクテーションやシャドーイングによりリスニング能力を鍛えることができる他、瞬間発話プラクティスという発話を求められるトレーニングでスピーキング能力を鍛えることもできます。
ここまでできて、お得な6ヶ月パックですと、月額6,578円(税込み)で受講することができるのです。
おや?気づかれましたか?リーディングとライティングが抜けていますね。そうです。でも、ご安心ください。
正直、実務をこなす上でリーディングとライティングは、今や翻訳アプリでだいたい何とかなってしまいます。ここにお金をかける必要はないというのがモリモトの結論です。ですから、最も身につけにくくチートができないスピーキングと、それに付随してリスニングの能力を最重視して伸ばしておこうということです。
皆さんの時間は、皆さんが思っている以上に貴重です。余計な事、必要のないこと、優先順位が低い事にかける時間はどんどん削るべきです。
それでも「どうせならお金をかけて本格的に取り組みたい」という方がいるのであれば、スタディサプリENGLISHにTOEIC® L&R TEST対策コースというのがあるのでこちらを受講されると良いと思います。
ちなみに、数年に一回程度しか英語対応の機会がないことが確定的明らかであれば、その時にスタディサプリENGLISHの無料体験コース(7日間)を使い、付け焼き刃対策として無料期間にさっと勉強するという使い方もありです。
モリモトは過去に戻れるならそうしています。
お薦め②IT関連資格(ITパスポート、基本情報技術者)
おすすめ資格の2つ目は、IT関連資格です。
「え?自分はIT人材ではないし、そっち系に転職するつもりはないけど」とお思いでしょう。ところがどっこい、IT関連資格は意外と重宝します。
まず、独法はいわゆるメンバーシップ型雇用であることが殆どです。基本的にスペシャリストを育成せず、ゼネラリストとして皆さんを育成します(医療・看護職や研究職を除く)。部署異動は2、3年に一度と頻繁にあり、いつIT系部署に飛ばされるかわかりません。
しかも、昨今はDXとか業務効率化とか言って、どの部署にいても新規システムの導入みたいな話に巻き込まれます。このシステムの仕様を書いて、業者と調整して…といったことがあなたに任される可能性があるのです。
たとえば、都市再生機構(UR都市機構)の第四期中期目標では次のような記載があります。
Ⅳ 業務運営の効率化に関する事項
独立行政法人都市再生機構 第四期中期目標(https://www.ur-net.go.jp/aboutus/bjdv9d00000010rj-att/ur202208_keikimokuhyo.pdf)
2.業務の電子化
政策実施機能の最大化に資する IT 基盤の整備、職員のワーク・ライフ・バラン
ス推進、業務の効率化・生産性向上、テレワーク等の新たな勤務形態の実現等に資
する新たなシステム導入を図ること。
つまり、どの法人のどの部署にいても、IT関連スキルが求められる可能性があるということです。
こういった時にITの基礎知識がないと、その業務を処理するために余計な時間がかかります。あなたの業務全体のペースが乱される、残業が増え、終業後の自由時間を奪われるのです。これはぜひ避けたい。
ですから、比較的時間に余裕かある転職前にサクッと勉強して知識として入れておくことをおすすめします。専門的な部分はIT部門にいる企業OBとかの詳しい人が助けてくれるので、本当に基本だけでOKです。
それで済むからこそ転職前に手が出せるのですね。
とりあえずITパスポートを取っていれば十分かなと思います。こちらは手軽にサクッと習得できればいいです。本が苦手でなければキタミ式がおすすめです。
ただ、モリモトはITパスポート持ちですが、これだけだと正直若干の不足を感じます。
そう感じられた場合は、ITパスポートの次のステップと位置づけられている基本情報技術者を取りましょう。あなたが情報システム部門配属でもない限り、それ以上は不要です。
お薦め③ビジネス実務法務検定試験®
独法にいると法律に関わる機会があります。
- 法令を読む
- 組織規定を作る
- 契約書を作る
部署により関わり方は様々ですが、法律の知識ゼロだと結構厳しいものがあります。
ちなみに、モリモトが着任して一番最初に任された仕事は契約書ひな形の改定でした。
元々理系の技術者で法律は毛嫌いしていたので、着任早々分からないことだらけでストレスで死ぬかと思いました。
この時はたまたま法律のことがわかる人が上司だったのでフルサポートを受けてなんとかしましたが、皆さんが同じように対処できる保証はないです。
例えば、今のモリモトの上司は法律のことが全然分かりません。着任時の上司がこいつだったらモリモトは独法から逃げ出していたに違いありません…。
皆さんにはそうならないでもらいたいものです。独法で働くメリットを感受できないまま退職…これは非常に勿体ないです。
そこでおすすめするのがビジネス実務法務検定試験®の資格の勉強になります。これをLEC(東京リーガルマインド)のビジネス実務法務検定試験®“>ビジネス実務法務検定試験®3級スマート合格講座でサクっと勉強してしまうことをおすすめします。
ビジネス実務法務検定試験®は実務に役立てることを想定して作られています。レベルは1級から3級までありますが、とりあえず初学者は基本的な法律の知識を身に付けるという意味でも、3級で十分です。
そして、ビジネス実務法務検定試験®については、講座をとって勉強してしまうことを強くおすすめします。本で独学するのはやや非効率です。
モリモトがまさにそうでしたが、法律の初学者はとにかく法律アレルギーがありますよね。
- とにかく読みづらい日本語
- 書いてあることをどう解釈すればいいのかがわからない、下手をすると意味すらわからない
- 法?施行令?施行規則?条、項、号?又は若しくは?
こんな人が本から入ると嫌になってしまうこと必定です。
受動的に情報が入ってくる講座式がよい。とはいえ、通学するほどではないのでオンラインで十分。
こういったことからおすすめするのが、LECのビジネス実務法務検定試験®“>ビジネス実務法務検定試験®3級スマート合格講座です。
LECは法律系の資格講座では定評があります。受講形態はWeb(スマホ・音声DL可)ですので通学の必要がなく、時期を気にせずいつからでも勉強を開始することができます。
全25時間(全10回)の講義ですから、週に1講義程度のペースでも2ヶ月程度で一周できるでしょう。これくらいの軽さでできるところが、ビジネス実務法務検定試験、そしてLECの講義の良いところです。
内容もわかりやすくかつ体系的に、そして最短時間で知識を習得することができます。値段も12,000円と、先行投資と割り切れる程度には格安です。
もし「予備校はちょっと高いなあ…」と感じられた方には、LECの大人気講師である武山講師の執筆されたテキストもおすすめです。
業務に活きる知識を身に着けよう
以上、おすすめの資格をご紹介してきました。ここで再度注意喚起です。
何度でもいいますが、資格取得の目的を間違ってはいけません。
あなたが業務を楽にこなすための知識・スキルが身につけばそれで十分なのです。
いわば、ここでおすすめしているのは転職後のスタートダッシュに成功するための方法です。正直対策なしでも業務を進めながらなんとかなるとは思います。
ここで挙げたスキルについて、モリモトは全部転職後になってようやく習得しました。でも、転職前に準備できていれば後で楽だったと自信を持って言えます。
転職当初は慣れない環境や仕事に順応することで精一杯ですので、心が不安定だったり身体も疲れます。勉強するゆとりなんてほとんどありません。
休息のため、自分のやりたいことをやるための時間はいついかなる時でも十分に確保しておきたいものです。あなたがこれから転職しようとしているのであれば、今がまさに勉強を開始するチャンスなのです。今の一時間は、後で数倍になって返ってきます。
まったり職場に転職するための資格、そして仕事で楽するための資格(スキル)、ぜひ身につけていきましょう。
以上
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