本ページは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の解説記事です。
自身が独立行政法人に転職し、また知人の独立行政法人への転職の支援実績があるモリモトが、転職者の目線になって「こういう情報は知っておくべき」と思った内容を厳選しています。
全て法人や所管省庁が公開している情報に基づいていますので信憑性はもちろんのこと、表面的な情報だけではなく内部にしっかりと踏み込んだ内容に仕上げています。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)への転職を考えている方はぜひ一読ください。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の概要

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は言わずと知れた日本の宇宙開発の中核的機関です。
主に宇宙科学、航空科学分野において学術研究を行い、また宇宙の開発や利用を推進しています。
その具体的な政策的役割は次の通りです。
以上のように、意外にも広範です。

ロケットや人工衛星の打ち上げ以外の側面も踏まえて理解することが選考対策につながりそうです。
その他、基本情報は以下の通りです。
| 法人名(略称) | 宇宙航空研究開発機構(JAXA) |
| 所管省庁 | 文部科学省 |
| 所在地 | 東京都調布市深大寺東町7-44-1 |
| 事務所 | 東京都、茨城県、神奈川県、鹿児島県、宮城県、埼玉県、秋田県、北海道、長野県、千葉県、沖縄県、愛知県、山口県、岡山県、ワシントン、ヒューストン、パリ、バンコク、モスクワ |
| 資本金 | 5,441億円 |
| 職員数 | 1,663名(令和7年4月1日時点) |
| 理事長 | 山川 宏 |
| 設立年月日 | 平成15年10月1日 |
| オフィシャルサイト | https://www.jaxa.jp/index_j.html |
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の待遇

待遇について、年収(給与・賞与)と所定労働時間・平均残業時間・休日休暇を見てみましょう。
年収(給与・ボーナス)
| 平均年収総額[うち賞与] | 920.3万円[271.1万円] |
| モデル給与:35歳(主査) | 655.9万円 |
| ラスパイレス指数(年齢・地域・学歴勘案) | 103.2 |
さすがのJAXA、ラスパイレス指数は100越え。つまり国家公務員より給与水準が高いということです。
ラスパイレス指数というのは国家公務員に対して給与水準の高低を計る指標です。ほぼ国家公務員と同等と言えます。
ちなみに、平均年収は平均年齢によってぶれるのであまりあてになりません。モデル給与のほうが的確な金額です。
所定労働時間・月平均残業時間・休日休暇
| 所定労働時間 | 7時間30分 |
| 月平均残業時間 | 不明 |
| 休日休暇 | 完全週休2日制、祝祭日、年末年始(12/29~1/3)、年次有給休暇(20日間)、ワークライフバランス休暇(7日間)、慶弔休暇、産前産後休暇(有給)、育児休業、介護休業、看護休暇、配偶者同行休業、ベンチャー休職等 |
出典:募集要項https://www.jetro.go.jp/recruit/info/recruitment/requirements.html
注目すべきは所定労働時間。なんと7時間30分と、これは独法の中でも短めです。
あと、ワークライフバランス休暇やベンチャー休職という制度もあまり見たことがないです。かなり働きやすい法人なのかもしれません。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)への転職対策

転職対策として、独立行政法人であれば絶対に公開している中長期目標、業務実績等報告書をベースに情報収集を行いましょう。転職先のことをろくに調べずに応募しても落ちるだけですが、これらを読めば法人とその業界について十分な情報が得られます。
各資料へのリンク
これらはいずれもちょっと読み方にコツがいります。以下の記事にて読み方を紹介しています。
理解しておくべき法人の情報
中長期目標の内容を少しだけ取り上げます。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は宇宙航空分野の研究開発及び利用の重要性について、次のように認識しています。
我が国における宇宙航空分野の研究開発及び利用の重要性は次のとおりであ る。(略)、現在、宇宙空間は、我が国の安全保障の基盤として、情報収集や位置の確認、指揮統制等に活用され、国際的な安全保障環境が複雑で厳しいものとなっている中非常に重要な役割を果たすとともに、測位、通信・放送、気象観測、防災等の国民生活や経済・社会活動を支えるインフラとしての利用も定着しつつあり、また、地球規模課題の解決や人類の知的資産の創出にも貢献するなど、宇宙開発利用は安全・安心で豊かな社会の実現のために必要不可欠なものとなっており、この傾向は更に強まると見込まれる。さらに、宇宙探査の進展により、人類の活動領域は、地球、地球低軌道を越え、月面、更に深宇宙へと、本格的に宇宙空間に拡大しつつある。この過程で、人類共通の新たな知やイノベーションの創出が期待され、また、宇宙空間を舞台とした新たな経済・社会活動が生まれていくことも見込まれている。こうした宇宙空間というフロンティアにおける活動を通じてもたらされる経済・社会の変革(スペース・トランスフォメーション)は、これまでのように一部の限られた国々によるものではなく、多くの国々が競争や協力をしながら推し進め、恩恵を受けていくものと見込まれる。また、官主導から官民共創へとその担い手が広がってきており、その変革のスピードは足元で急速に高まっている。一方、宇宙空間における脅威の増大が指摘される中、宇宙安全保障は喫緊の課題となっている。また、小型・超小型衛星のコンステレーションの構築が進み、宇宙産業のゲームチェンジが起こりつつある。我が国の宇宙機器産業はこの動きに遅れを取りつつあり、我が国が戦後構築してきた宇宙活動の自立性を維持していくためには、産業・科学技術基盤の再強化は待ったなしの課題である。
第四期中期目標:https://www.jetro.go.jp/ext_images/disclosure/info/mokuhyou_6_kaitei_2502.pdf
長くなりましたが、じっくり読むとどれも省略できないくらい重要なことが書いてあります。さらに、長くなりすぎたので割愛しましたが、さらにこの後には航空分野における重要性の認識が示されています。
これらをきちんと刷り込んだうえで書類対策や面接対策をしなければ、あなたも多くの応募者の一人で終わってしまいます。きちんと読み込んでおきましょう。
理解しておくべき周辺情報
同じく中期目標で触れられている以下の法律、政府方針については名前と概要だけでもチェックしておくと良いでしょう。
これらの知識があると法人への理解に深みがでます。面接での受け答えでそれとなく知識を活用することで、あなたの志望度のアピールにつながること間違いなしです。
チェックすべき転職サイト
過去に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の求人情報が掲載されていた転職サイトは次の通りです。
オフィシャルサイトと合わせて確認するようにしましょう。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)のおすすめポイント

モリモトが宇宙航空研究開発機構(JAXA)についておすすめするポイントは、最先端の宇宙開発の中核に携われ、かつ安定して働ける点です。
宇宙開発に就ける企業なんて、そんなに多くありません。ロケットの製造をしている一部の大手重工業メーカーか、スタートアップ企業くらいです。前者は事業範囲が広く宇宙開発に必ず携われるわけではありませんし、後者には安定は望めません。
JAXAも業務範囲は多岐にわたりますが、すべてが宇宙航空開発に関係しています。あなたが子供の頃に夢だった世界で活躍できる可能性があるのです。
そして、独立行政法人ということで、公務員レベルの安定性を得ながら働くこともできます。
それだけに難易度は高いと思いますが、挑戦する価値のある法人だと思います。
まとめ
宇宙航空開発というスケールの大きさと独立行政法人の安定性の中で、国家公務員以上の待遇で働くことができる。
こんな生き方ができるのが宇宙航空研究開発機構(JAXA)の魅力です。
あなたもぜひ転職を成功させ、素晴らしい独法暮らしの日々を手に入れませんか。モリモトは応援しています。
以上



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