独法暮らしのモリモトです。
転職活動は順調ですか?これから始めるという人も、もう何社か面接が始まっているよという人も、何の不安もなく進められている人はそう多くないはずです。
特に不安になるのはこんなことではないでしょうか。
こんなあなたのために、独立行政法人への転職が向いている人の特徴を、マインドとスキルに分けて4つご紹介したいと思います。
この特徴はモリモト自身の実体験でもあり、そしてモリモトが職場の人たちを見ていて共通して感じたことをベースに厳選しています。
あなたが本記事でご紹介する特徴を1つでも持っている場合は、独立行政法人への転職を前向きに考えていいと思います!
そういう人が来てくれると職員としてもとても心強い!ぜひ来てください!
独立行政法人への転職は現代の日本で仕事をする多くの人におすすめできます。ぜひ不安を払拭し、転職活動をバリバリ進めてください。
向いている人の特徴①スケールの大きな仕事がしたい人【マインド】
あなたの転職の動機が「もっとスケールの大きな仕事がしたいなあ」というものであれば、独立行政法人で働くことに非常に向いていると思います。
独立行政法人は、国の法律、政策を実行する要として位置づけられているので、その業務はいずれも国レベルというスケールの大きなものです。
具体的な証拠として、岸田内閣の政策新しい資本主義では、スタートアップ育成5カ年計画の推進が掲げられています。これについて、内閣官房が掲載している新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画 2023改訂版では、当該項目だけでなんと10法人の名前を見つけることができます。
事実、我々職員人は「我々の業務はこの政策に直結するから予算をくれ」と国に要求します。
こういう「スケールの大きな仕事がしたい」というマインドを持っている人は採用選考時の書類や面接時でのアピール材料にもできます。なぜあなたが転職先の独法が実施する政策等にかかわりたいと思っているのか。あなたなりの理由をつけて納得の行く説明ができれば役員レベルにも通用します。
さて、無事転職に成功したとき実際にあなたに任せれるのはまさにその国レベルのスケールの仕事がです。「そんな仕事を自分がきちんとこなせるのだろうか…?」と不安に思っていませんか?
ご安心ください。こういったスケールそのままであなたが取り掛かるのかというとそうではありません。きちんと個人が対応できるレベルまでブレイクダウンされて振られます。なので「自分にできるのかな」と心配する必要はないです。
実際、発達障害傾向のモリモトがプラス評価を得られるくらいにはブレイクダウンされますよ。
そしてここが一番重要ですが、あなたがこういう「スケールの大きな仕事がしたい」というマインドをお持ちであれば、転職後にはあなたの自己肯定感、自己効力感は爆上がりします。
モリモトは転職してもう何年も経ちますが、未だに仕事帰りとかに「俺、この組織に転職できたんだなあ。重要な仕事してるんだなあ…」と感慨深く思います。
向いている人の特徴②説明が得意な人【スキル】
説明が得意な人はそもそも独法の転職活動には強い気がします。
志望動機1つとっても説明すべき観点はたくさんあります。
こういったことを、あなたの独法の理解度とあなた自身の経験とを組み合わせて説明する必要があります。
たぶん、営業を経験されている方はかなり有利なのではないかと思います。顧客に合わせた商品説明をする営業経験は、まさにこのスキル向上に直結しているからです。
そして有利なのは転職活動の時だけではありません。このスキル持ちは転職後に特に力を発揮します。
独法の仕事の大半は説明することです。上司、役員、所管省庁、制度利用者。彼らとの関わりの殆どは「説明」の一言で片が付きます。
そしてこの説明には明確な根拠が必要です。「〇〇(法令とか)に書いてあるから」という答えがあるものもあれば、ロジカルシンキングが必要なものもあります。ロジカルシンキングは仕事をするうちに身につきますので心配不要です。
ここでもやはり営業経験がある人はとても有利です。客に合わせて商品を説明し提案する能力は経験なしには伸ばせません。
そして何より重要なことは、相手が求めている内容で説明してやることです。「私はこう考える」は独法ではあまり重要ではないです。「この人はどういう説明を聞きたがっているのか」を予想し、そのための説明材料を揃えて説明してやる必要があります。この能力の高さが営業の強みですね。
実際私の仲の良い同僚も営業出身ですが、彼は周囲からクソできる人間として認識されています。周りからこういう評価を得ていると、それだけで仕事はスムーズに進められるものです。それはやがてあなた自身の人事評価としてフィードバックされたり、プライベート時間を確保するための武器になります。
もしあなたにこの手の説明能力や営業経験があるならば、躊躇することはありません。あなたは転職前後いずれでも上手く立ち回れる、まさに「向いている人」です。
向いている人の特徴③何らかの専門的知識を持っている人【スキル】
一口に独法と言ってもいろんな法人があります。業務範囲は都市開発、労働関係、医療、研究開発など様々です。そして各独法には専門知識を必要とする部署も数あります。
あなたがそのような何らかの専門知識を有しているのであれば、それはやはり武器になります。
専門知識を身につけたのは学校や前職での経験によるものだと思います。転職活動においては、その経験自体があなたの志望動機を補強してくれます。
建設関係の知見があれば、都市開発業務に携わりたいと考える理由もこじつけ感なく話せるでしょう。
技術者としての経験があれば、研究開発を行う法人のどの業務を通じて何に貢献したいのかを、自然にかつ極めて説得力のある形で説明できるでしょう。
労務関係の制度知識があれば、それを活用して国レベルの労働政策を実行することの重要さを我が事として熱弁できるでしょう。
こういった形で転職活動時にはたいそう活用できます。そして転職後も意外なところで専門知識を使ったりします。
モリモトも、前職で扱ったことがある某物質についての知識が役に立ったことがありました。
ちなみに、転職後は専門知識を深める機会はあまりありません。それでも独法は専門知識持ちを欲しがっているようです。察するに人事は各自が転職前に持っている専門知識と、その独法ならではの業務知識を組み合わせた人材を欲しがっているように感じます。
そんなことから、専門知識を有する人材は、あなたが考えている以上に組織が求めているようです。まさに独法に向いている人材であると言えるでしょう。
向いている人の特徴④文書校閲が得意な人【スキル】
よく文章の誤字を見つけるのが得意とか、ある数値の計算がおかしいこと、文章の論理破綻にすぐ気がつく人がいますね。
この手の文書校閲スキル持ちは転職後にかなり重宝します。
というのも、独法では文書を作る、誰かに文書のチェックを依頼する、誰かの文書をチェックするというタイプの仕事が日々発生します。しかも、独法とか国の機関はびっくりするほど作文にうるさいです。
あるときは解釈のぶれ起きないほど明確な文章を求められ、またあるときは玉虫色の(どうとでも読める)文章を求められます。
これはモリモトも転職してから嫌というほど実感しました。
よくあるのが表記揺れです。同じ事柄を指す言葉を違う表記にしてしまうとすごく突っ込まれます。
このような状況ですので、提出した資料に誤字あり、計算ミスあり、論理破綻ありの文書を提出しまくる奴の信頼は地に落ちます。まあこれは独法に限りませんが。
なので、こういった文章のおかしな点にいち早く気が付き、適切に修正できるスキルは重宝するのです。
これはどういう形でメリットがあるかというと、意外や意外、人間関係にいい影響があります。
こういう細かなことがチェックできる人間は上司や周囲からの信頼が得られやすい傾向にあります。するとどうでしょう、他の部分で多少のミスや不手際があったとしても大目に見てくれるのです。
職場の人間の他人の評価なんてこんなものです。これをあなたの強みとして周囲の人間の協力を得やすい立場を作れたのであれば、働いていて苦労するシチュエーションはかなり減らすことができるでしょう。
ちなみにモリモトはミス量産機なので、この点で非常に辛い思いをしています…
こういう文書校閲が得意な人を見ると、独法にぴったりの能力があってうらやましいと心の底から思います。
一つでも当てはまるものがあればチャンス
独法に向いている人の特徴をモリモトの観察の結果としてお伝えしてきました。
これらの強みを一つでも持っている人はチャンスです。モリモトも含め、これらマインド、スキルをすべて高水準で備えている人間はほぼいません。
でも、多くの人がいずれかの特徴に合致しています。「だからこの人はここにいるんだろうなと」思いますし、「この人は仕事ができるな」と思うタイプの人はこの手のスキルの多くを持っています。
もしあなたにも当てはまるものがあるのであれば、躊躇することなく転職に挑戦すべきです。成功した暁には、まったりとした独法暮らしがあなたを待っています。
転職活動の進め方については別ページで詳しく解説しています。あなたの転職を全力で応援しますので、ぜひ第一歩を踏み出してみてください。
以上
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